過去は未来により変えられる
未来を描くことによって過去の意味合いが変わってくる。
このことは私にとって衝撃的な事実である。
ずっと過去は変えられないと思っていた。
暗い過去でも受け入れるものだと思っていた。それでも十分に過去は昇華できる。
辛い過去、苦しい過去、悲しい過去、嫌な過去、目を覆いたくなるような過去、忘れたい過去、過去の汚点、後悔ばかりの過去、過去の負債、嫌いな自分、
過去の延長線上に未来があるのではない。未来が過去を創造する。
こういう過去があるから未来はこうなるのだ。[過去の自分が未来を作っている]
これは間違いかもしれない。
未来が最高なら現在も過去も最高になる。
よい未来があるならどんな現在も過去も必要であったと言える最高の出来事となる。
過去は自分の未来に影響を与えない。時間は未来から過去に向かって流れている。
未来が過去を作る。未来が最高だと確信すれば現在も過去も最高となる。
こんな不思議な話があるのだろうか。
にわかに信じがたいが・・・。本当なのかもしれない。
人間は過去を生きているのではない。未来に向かって生きているのだ。
人生がどん底の時は未来などなかった。過去を悔やんでばかりで前に進めなかった。
開けた未来の光が真っ暗だった過去まで届いてあろうことか過去が輝き出す。
なんてことだ。人生の先頭にいるのは未来の自分だ。
未来の自分が過去の自分を変えるなんて・・・
53歳の自分が50年前の自分を変えるなんて・・・
年老いても未来を信じれば若くて未熟だった後悔ばかりの自分を変えられる。
こんなことがあるんだ。こんなこと誰も知らない。誰も教えてくれない。
未来を変えるのは自分だ。
自分の未来を最高の未来にできるのは自分しかいない。