やなまろのほのぼの日記

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介護というものは・・・育児

介護は育児と同じだ。自分の子供に接するように自分の親に接する。親だと思ってはだめだ。何もできない子供だと思わなければならない。思考を切らなければならない。ばかになるしかない。親だと思ったら、なんでできない、なんでこんなこともわからない、イライラして怒ってしまうだけだ。


自分を育ててもらった。何もわからない何もできない自分の世話をしてくれた。今度は逆に世話をするんだ。


ばかになって、なんでもして、なんでも聞いて、なんでも言う通りにする。これは自分のためだ。自分に返ってくる。虐待すればそのつけは自分に回ってくる。介護は自分への写し鏡だ。ふさぎこむ。病気を呼ぶ。寝たきりになる。認知に近づく。自分の行動が制限される。にっちもさっちもいかなくなる。問題行動の多くは介護者に原因がある。つらいときでも悲しい時でも笑顔でノー天気になるしかない。そうしたことがいずれ自分に返ってくると信じて。


親だから介護するしかない。妻も孫も他人だ。期待してはだめだ。おれだけでも気遣いをしてあげないと。自分のためだと思わないと。


つらいけどな・・・。介護疲れ。もう他人事ではない。育児が終わったら次は介護だ。

人格がプライドが自尊心が崩壊しない程度に。