やなまろのほのぼの日記

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キャバクラ考察

不景気な昨今、”癒し”をテーマとしたキャバクラが流行っている。
景気の良かった頃はギラギラしたネオンボールが回転し、乗り乗りの音楽でうるさいお店が賑わっていたように思う。そこにいる女の子も頭数さえ揃えれば、質(容姿、接客態度)は二の次という感じだった。
今は軽くBGMが流れる程度の静かな空間で店内も明るめの自分だけが知っているような落ち着ける隠れ家的なお店が流行っている。ある店は”キャバクラ”改め”ラウンジ”と称している。そこにお客は”癒し”を求めて集まってくる。お酒が飲めてご飯が食べれて歌が歌えて女の子がつくお店は数知れずある。そしてそのお店はきれいでお酒がおいしく料理はおいしく女の子は綺麗な子が大いに越したことはない。しかしそれだけではお客は満足しない。”癒し”は生まれない。
”癒し”の原点は”人と人”つまり”女の子”によって生まれる。
横についた女の子によってその店にリピートするかしないかが決まる。つまり女の子によってその店の良し悪しは決まるといっても過言ではない。お店作りは女の子作りであると思う。社長が素質のある女の子を採用しママが手本を示し教育する。確かに女の子によって性格もあり水商売に向き不向きもあるがお客に”癒し”を与えられる女の子はそのコツを知っている。接客は天性かもしれないが、おしゃべりな子より真剣に話を聞いてくれる子、話に詰まったら軽くフォローしてくれる子、下手に気を使わず一緒に楽しんでくれる子、そしてかわいい、そんな女の子はお店の宝である。
また、お客は他の店にない付加価値を求めている。付加価値があるからまたそのお店を訪れようと思う。付加価値には気に入った女の子がいる、料理がおいしい、料金が少し安いなどある。(カラオケは付加価値にはならない。歌いたければボックスに行けばいい。)そのどれかが他の店にはない、ちょとばかりいいと思えなリピートする。いくつかの付加価値の要因をそろえて置き、足りないときは補い合えばよい。そんな姿勢のお店は繁盛する。
しかし、キャバクラの最大の商品は”女の子”である。気に入った女の子がいるからまたそのお店に行くのである。